幼児の健康と食事バランス

幼児期は「未知なる食べ物と出会い、そしてその味をどんどん覚えて好きな食べ物や嫌いな食べ物だと認識していく時期」です。この時期に好き嫌いは出来てくるかもしれませんが、基本的に幼児に好き嫌いはあり得ません。

お母さんが食べないから嫌い、食べたことがないから食べない、そのような理由で、「好き嫌い」ができてしまいます。そこで、健康を考えたうえで好き嫌いを予防して栄養バランスの良い食事が摂れるよう、幼児と健康と食事のバランス関係について考えてみましょう。

幼児の食事バランスで気を付けること

大切なのは、「1日」に「何」を「どれくらいの量」で食べれば良いか?とうことです。例えば、「主食」「副菜」「主菜」「乳製品」「果物」など5つの種類に分類すると、どれくらいの量を食べれば良いのか?どういったものを食べれば良いのか?が簡単にわかるようになりますよ。

【幼児の食事量理想例】

☆主食
ごはん小盛り1杯または、おにぎり1つ、食パン6枚切りを1枚、ロールパン2つ、五目御飯小盛り1杯、ばらずし茶碗小
などこれらのうち1つでも食べれていればOKです。この主食を10と考えたとして、主食と同じ量で副菜、主菜は少なめに6程度、乳製品は2程度。果物は1程度で計算をします。

☆副菜
具だくさんのお味噌汁1杯、ホウレンソウの小平氏、野菜の煮物、野菜炒め、芋の煮物など主食と同じ量でどれか1杯

☆主菜
魚の塩焼き1開き、魚の天ぷら2つ、すきやき茶碗より小さい器で1杯、ハンバーグは子供の手のひらサイズ厚さ1センチ程度、鶏肉のからあげは1口サイズで3つ程度

☆乳製品
コップ半分の牛乳、ヨーグルト1パック、スライスチーズ1枚、チーズ1かけら、牛乳瓶なら1本分

☆果物
みかん1つ、りんご半分、ぶどう半房、桃1つ、かき半分

これくらいの量を目安として幼児の食事量を考えていきましょう。また、量を把握したうえでどういった栄養を取り入れていけば良いか?何をメインにすれば良いかなどを考えていきましょう。

幼児の好き嫌い

好き嫌いといえば、子供の頃から野菜嫌いな現代人ってたくさんいますね。幼児の頃から野菜が嫌いで、肉ばかり食べていた友人がいるのでどうなったのかをご紹介しましょう。

野菜を食べれないと言い張る20歳の友人は、初めての彼氏にお弁当を作ってもらってすべて残す羽目になったそうです。どうしてかって、彼が実家で育てた野菜を使って、お弁当を作ってきていたから。野菜が食べられないなど子供じみた言い訳に、愛想をつかされて別れたのだとか。

野菜を食べないから困ると、嘆いていた小学校6年生の男の子を持つお母さんに最近の様子を伺うと、かれこれ野菜を食べずに8年間過ごし、2年前からアトピーを発症しクラブに所属していた空手や野球も辞め、自宅安静の状態。その子は小学校でも野菜をかたくなに食べなかったのだとか。お母さんが小学校へ呼び出されたのは計10回以上。

野菜を食べないってどうなるかわかりますよね?だからこそ親としては野菜を食べさせたい。幼児の健康と食事を考えるにあたって最も悩むのは「特定のものを食べない」ことではないでしょうか。

幼児の健康を守るためにしておきたいこと

食事は誰が作るのか?お母さんが大半でしょうが、中には家族で分担している方や、実家にお世話になっているという方もいるでしょう。

そこで、子どもの食事バランスを誰が守るのか?それは、「作る本人」ではなく「両親」です。たとえ両親が作っていないにしても、子の健康を守るのは両親の勤めです。

☆早起きを心がける☆
活動開始時間が早くなると、それだけお腹がすくサイクルも早くなります。また、規則正しい生活をすることで、体の流れが整い食欲が安定します。

1日は24時間ありますが、人間の「体内時計」って25時間あるのですよ。だから、毎日遅くまで起きて朝起きるのが遅いようであれば、どんどん余った1時間分食事の時間や活動への意欲が遅れていき、生活が狂ってしまいます。

ですが、早起きを心がけることによって、体内時計と実際の時間の1時間のずれを朝に調整することが出来ます。朝はしっかり早く起きて、朝食をさっと食べて目覚めよく。1日の活動の基盤を作っているのは、朝食なんですよ。

☆もう1品☆
好き嫌いがあるようなら、食事の量を減らすだとか、増やすなどせずに、「もう1品」増やしてみて下さい。子供は単純です。3品あれば1品は残しても良いだろうとか、野菜は食べたくないからなどと言って残したり、食べないということが多いんです。

そこで、もう1品増やすことによって「どれかは食べるだろう」と予測できます。納豆でも、スープでも、果物でも野菜でもかまいません。食事を残すようであれば「もう1品」の幼児メニューを考えておきましょう。

☆楽しく食べる工夫を☆
栄養バランスを考えるのはとっても簡単です。カロリー計算までする必要はありませんし、「必要なものを」「必要なぶんだけ」摂れば良いのですから。良く噛んで食べる、というのは当然ですけどね。

大切なのは、『幼児がしっかり食事を摂るという習慣』です。食べるのが苦痛、食事の時間が嫌いだ、となると健康を害す可能性が高くなってしまいます。

 

「食べる時間が楽しくない」と感じているであろう子には、楽しく食べる工夫をしてあげてください。食事の時間は談笑の時間です。ちょっとくらい食べるのが遅くたって大丈夫です。幼児の最高の笑顔を見ながら、食事バランスを整えていきましょう!